歯周病について


今、歯の調子はいかがですか?
  「別に痛いところはないから大丈夫!」

本当にそうですか?痛みがなく進んでしまう怖ーい病気があります。それが歯周病です。

  「歯周病って中年の病気でしょ。私若いから関係ないわ。」
 確かに、歯周病の進んだ状態である

  • 歯が動く
  • かむと痛い
  • 最近歯がのびてきた

などの症状は40~50歳以降に現れることが多いです。

でもちょっと待ってください。

そのような症状が出てきているということは歯周病が進んでしまった証拠なんです。
進んでしまった歯周病の状態から若いころの歯ぐきのように戻すことはほとんど不可能です。

そのために若いうちからお手入れをすると予防ができます。

「じゃあ、私はもう歯周病が進んでいるから治療しても無駄なの?」
そうではありません。

確かに20代の歯ぐきに戻すことは不可能ですが、歯周病の進行を抑えて、そのまま放っておけば間違いなく悪くなる歯を良い状態にすることは可能です。

『歯は年とともに悪くなっていくもの』という考えは間違っています。

適切な治療や定期的なメインテナンスを行うことで歯は悪くなりません。

おいしく食事ができる歯を一緒に作っていきましょう。

 

少しむずかしい歯周病の話

 

歯周病セルフチェック表

下の各質問に はい、いいえのどちらかでお答え下さい。

1 歯に汚れや歯石がついていると思いますか? はい いいえ
2 歯を磨くと歯肉から血が出ますか? はい いいえ
3 歯肉の色が赤、または赤黒いですか? はい いいえ
4 歯肉がむずむずすることがありますか? はい いいえ
5 歯肉がときどきはれたり、痛んだりしますか? はい いいえ
6 歯肉を押すとうみが出ますか? はい いいえ
7 口臭がひどく気になりますか?  はい いいえ
8 最近、歯が長くなったように見えますか? はい いいえ
9 最近歯が動くようになったと思いますか? はい いいえ
10 歯ぎしりをする、あるいはいびきをかくと言われますか? はい いいえ

※この結果は、あくまでも参考程度にお考え下さい。正確な診断には歯科医院での検査が不可欠です。

 

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質問の1~4と7、10だけにYesと答えられたあなたは、歯周炎1歩手前の歯肉炎か、軽度の歯周炎にかかっている可能性があります。

日常生活に支障をきたすような自覚症状はまったくありません。

self_img01.jpgしかし、歯周炎の原因が存在しているのは事実ですので、現状に甘んずることなく、逆にまだ大きな問題に発展していない今だからこそ、歯周炎の予防的な治療を開始し、今後は、定期的に検査および予防プログラムを受けられるようにすることで、簡単に健康なお口を取り戻し、それを長く保つことが可能となります。

今のあなたに必要な代表的な処置は、

  1. 歯周病の精密検査と問題点の把握、正しい歯磨きの習慣を身につけること
  2. 歯周炎の簡単な処置(スケーリング)、そしてその後の定期健診(メンテナンス)と予防プログラムの徹底です。

 

 

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質問の4~7にもYesと答えられたあなたは、歯周病が確実に始まり、ある程度進行していると考えられます。

self_img02.jpg日常生活に支障をきたすほどではなくても、時々、歯ぐきあたりにトラブルを感じたり、咬み合わせると違和感を感じたり、また人によっては口臭が気になったりもします。

歯周炎はここまで進行しても、目だった自覚症状をそれほど伴わず、丁度働き盛りの年代の方に多く見られるため、治療のタイミングを逃してしまうケースが非常に多いのです。

しかし、実はこの段階までにきちんと治療し、その後定期的にメンテナンス(予防)していくことが、長い人生を考えると非常に大切なのです。この時期にきちんと歯周病の治療をするかどうかで、将来入れ歯の世話になるかどうかが決まるのです。

 

ここに該当する方は、早めに歯科医院を訪れ、歯周病の検査・説明・治療・予防を受けることを強くお勧めします。

今のあなたに必要な代表的な処置は

  1. 歯周病の検査と問題点の把握、正しい歯磨きの習慣を身につけること
  2. 歯周炎の処置、歯の咬み合わせの治療、そしてその後の定期健診(メンテナンス)です。

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質問の8~10にもYesと答えられたあなたは、現在、すでに歯周病がかなり進行していると考えられます。

self_img03_1.jpg咬むと歯が浮いたり、動いたり、時には痛みを伴ったり、ひどい口臭に悩まされていたり、時々歯肉がぷくっと膨らんだりするかもしれません。

歯ぐきがすっかり痩せてしまい、歯がぐらぐらで、いまさら治療したってもう手遅れと勝手にあきらめてしまっているかもしれません。

しかし、この段階になってしまったからといってまだまだ、あきらめることはありません。

正確な診査・診断に基づいた、歯周治療と咬み合わせを軸とした計画診療を根気よく、積極的に受けていただければ、多くの場合、治る可能性が残っております。

 


この項目に該当したあなたには、“決してあきらめないで下さい”と声を大にして申し上げたいです。

私たちスタッフはあなたの治療をするために存在するのです。
ぜひ思い切って相談していただき、一緒に頑張ってお口の健康を取り戻しましょう。
恥ずかしがらず、恐れずに、検査を受ける第一歩を踏み出して下さい。

今のあなたに必要な代表的な処置は、

  1. 歯周病の検査と問題点の把握、正しい歯磨きの習慣を身につけること
  2. 歯周炎の処置、歯の咬み合わせの治療、そしてその後の定期健診(メンテナンス)です。

 

武内歯科医院では

歯周病治療に従来からの治療法である歯石除去などのほかに新しい治療法である顕微鏡を使った歯周内科治療を取り入れております。

この治療法は顕微鏡を使ってお口の中の歯周病菌を確認し、その菌に合わせた飲み薬を使うことで短期間に歯周病の症状を改善させる治療法です。

しかし、薬だけ飲めば歯周病が治るわけではありません。菌を減らした後歯石をとったり、ご自身でブラッシングをしていただいたり、規則正しい生活をしていただいたりと必要なことはあります。


歯周病治療に一番大切なことは毎日の生活習慣の改善と、専門家による適切なケアの組み合わせです。一緒にがんばって治していきましょう!

 

少しむずかしい歯周病の話

歯周病とは

日本の成人10人に8人は歯周病にかかっていると言われています。歯肉に炎症が起き放置しておくと出血・膿がでたり、口臭がひどくなったりし、最後には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気、それが歯周病です。

最近ではTVなどでも話題になった研究で心臓病(心筋梗塞>等を引き起こす危険もある事が認められています。
歯周病には口の中だけに原因がある場合と、全身の状態が関係する場合とがあります。原因はどちらか一方のこともあるし、両方のこともありますが、歯周病のおもな原因は口の中にあります。

歯周病には歯肉炎と、歯槽膿漏(狭義の歯周病)があります。

 

歯肉炎とは

炎症が歯肉だけにとどまっているもので、歯肉が赤くはれて、歯ブラシなどによるわずかな刺激で出血します。

歯のまわりだけに原因がある単純性歯肉炎と、全身の影響や口呼吸などと関係のある複雑性歯肉炎があります。
まれに、からだが衰弱したときに全体の歯肉が痛んではれ、同時に口内炎も合併する急性壊死性潰瘍性歯肉口内炎など特殊な歯肉炎もあります。

 

歯槽膿漏(狭義の歯周病)とは

歯肉だけでなく、歯周組織にまで炎症が及んだものです。

はじめは歯肉から出血しやすくなる程度ですが、だんだんと進行すると歯周ポケットが深くなり、歯肉を押すとうみが出るようになり、口臭も出るようになります。

歯肉はおとろえて歯の根が出てきます。歯槽骨は吸収されて歯がゆるみます。歯が移動したり、かみにくくなって、かんだときに浮いた感じがするようになります。ほうっておくとついには歯が抜けてしまいます。
からだの抵抗力が弱いときには急性化して赤くはれて、痛み、化膿します(急性歯周組織炎)

 

歯周病の原因

成人が歯を失う原因で一番多いのは、プラーク(歯垢)がたまって起こる歯周病です。

プラークは、糖尿病などの全身の病気や喫煙などの生活習慣病が歯周病を引き起こしたり悪化させる原因にもなっています。
                                  
細菌からできているネバネバとした薄いプラークは次第に堅くなって歯石となります。
こうなると専門家以外では簡単に取り除けません。

間違った歯磨きをしていたり、歯医者さんにあまり通わないとプラークや歯石がたまります。
特に清掃しにくい所にたまっているのですが、これが感染を招き、次第に歯を支持している組織を破壊し、歯の周囲にポケット(歯と歯肉の隙間)ができます。

ポケットを清潔に維持する事は非常にむずかしく、ポケットはさらに深くなっていきます。

そのまま放置しておくと、ついには歯が抜けて、入れ歯や人工歯根(インプラント)などの治療が必要となる場合が多くあります。
健康な歯では、歯とその周りの骨を結びつけている健康な繊維(歯根膜)がありますが、歯周病では歯の周りの繊維(歯根膜)や骨の破壊が起きています。

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歯を支えているのは“歯肉” ではなく、そのすぐ下にある顎の“骨”です。歯肉は骨を乾燥から守る薄い肉のカバーで、歯の支えにはなりません。

プラークとは・・・ 歯の表面についた白っぽいネバネバで生きた細菌を主体として、その増殖により細菌が産生する毒素を含むいろいろな細菌の塊のことで歯の表面にのりのようについているもの俗に言う歯垢のこと。
歯石とは ・・・ プラークが石灰化したものを歯石といいます。
歯周ポケットとは・・・ 歯とハグキの境目の溝をいい、歯を支えている歯槽骨や、歯と歯槽骨をつなげる繊維の歯根膜が、歯垢(プラーク)に含まれる細菌により破壊され、歯と歯ぐきの間にすき間ができてしまったもので汚れが入り込むことからポケットと呼ばれています。